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術後2年3カ月

 2014年2月

 今回は、採血と診察だけです。

 血液検査の結果から異状がないと言われました。

 次回の診察も3か月後に予約を取りましたが、先生が転勤するので次からは、

 違う先生が担当になると説明してくださいました。

 主治医が変わるのは、これで3度目です。

 病気になる前は、フルタイムで仕事をしていました。

 抗がん剤治療があったり、再発しているかもと言われて退職しました。

 旦那が、働いてくれていましたしフルタイムで働く自信がなかったです。

 会社に籍だけ置いておくのも申し訳なかったので辞めました。

 その会社から、元気になったのだったら、パートで働かないかと

 誘いの連絡がありました。

 私は、週に3,4日午前中だけ働くことにしました。

 社会復帰へのリハビリを始めていきます。

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術後2年目

 2013年11月

 術後2年目の検査は、採血、CT、胃カメラです。

 胃カメラは、やはり苦手です。胃をきれいにする飲み薬を飲むのですが、

 それが苦手でいつも1/3ぐらいしか飲めません。

 それを飲むと今度は喉の麻酔をして胃カメラがはじまります。

 胃に空気をいれられると胃が張ってしまい嗚咽がはじまりゲップをしてしまいます。

 我慢するように言われるのですが、無理なんです[exclamation×2]

 胃が小さくなってからは、よく空気がたまりゲップが出やすくなりました。

 食事のときは、つらいです[もうやだ~(悲しい顔)]まだ、食べることが苦手です。

 後日結果を聞きに行きました。

 先生から、「再発してないですよ。経過は良いので今度は3か月後に来てください。」

 といわれました。

 2年間、再発することもなく無事にすごせてよかったです。

 この2年間、色々な事がありました。

 死ぬ覚悟をしたりもしましたが、今からは生きる覚悟をしていきます。

 生きられる事は、本当に幸せな事だと思います。

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1年9カ月 診察

 2013年8月

 検査は診察までに済ませていました。

 今日は、診察だけです。いつものことですが、受診日前はナーバスになりますね~

 先生に呼ばれて診察室に入りました。

  「MRIの結果ですが、腫瘍と思っていた影は炎症の可能性が大きいです。

 再発の場合、腫瘍が大きくなるスピードは、はやく数か月で3,4倍の大きさになるので、

 大きくなっていないところをみると再発ではないようです」と言われました。

 私は、ホットしました。この6か月の間、いろいろなことを沢山考えました。

 再発ではないと言われ、子供と一緒に過ごせると思うとすごくうれしかったです。

 とりあえず、2年間無事に過ごせることを目標にします。

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心の持ちよう

 2013年6月

 再発の疑いがあると言われてからやる気がでません。

 緑内障があるので目薬をしていたのですがそれもやめてしまいました。

 再発していた場合の寿命と眼の事を考えたときに治療する意味があるのか・・・

 生きれるのなら治療もするけれど・・・

 私は、38歳です。まだ介護保険は使えません。

 これからの治療を考えると不安になるので考えないようにすることにしました。

 次の検査、診察までは何も考えずに過ごすことにしました。

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1年6か月診察

 2013年5月

 今日は、診察です。

 診察室に呼ばれ、入りました。

 先生が「お一人なんですね~」

 私は、「はい」とだけ答えました。

 前回の診察では、かなりショックを受けました。

 一人では受け止めるにはつらかったのですが、旦那と一緒に診察を受ける気には

 なりませんでした。大阪に住んでいる姉にもお願いしづらく一人で受診しました。

 検査の結果は、肝臓にあった影は大きくなってなく、エコーでもはっきりとした

 腫瘍は見つかりませんでした。ですが、転移は否定できないようで、

 3か月後にまたMRIを撮る予約をして帰りました。

 術後2年以内に再発することが多いこと、再発すると腫瘍の大きくなるスピードは、

 2,3倍になるようです。もしかしたら、再発はしてないかもでも先生が言うように

 抗がん剤が効いているのかもと思うとまだ不安しかありません。

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エコーとMRI

 2013年5月

 今日は、検査です。外来に行き、ルートを取ってもらいました。

 採血をすませたあと造影剤を入れながらMRIを取りました。

 その後、エコーです。

 技師の方は、女性でした。検査の途中で年配の男性の方と検査を変わりました。

 私は、食い入るように画像をずうっーと見入っていました。

 腫瘍があるか確認しようとしたのですが分かりませんでした。

 検査の途中から技師の人が二人になると不安になりました。

 もしかして・・・と

 1週間後診察です。いろいろ考えても仕方がないですが憂鬱です。

 考えないように、ゲームばかりしていました。現実逃避ですね~

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死を受け入れる事

 2013年5月

 再発の疑いがあると言われてから死を考えるようになりました。

 子供のそばで成長をみたい。中学生になったらお弁当を作ってあげたい

 出来るのかなぁ~と考えるようになりました。

 ある日、子供が友達と喧嘩をして帰ってきました。

 お母さん、○○君が悪いから注意して!と言ってきました。私は、子供に

 「お母さんは、あなたのそばにずーっといて、あなたのことを守り続ける事は

 出来ないのよ」

 「だから、嫌な事があったり喧嘩になりそうになったらその場を離れなさい」

 と言いました。

 私は、子供にお金を残すことはできません。だから、子供には、

 お母さんが沢山愛した証と母の思いを残したいと思いました。

 子供たちのアルバムを整理したいと思います。

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ブログに初めての投稿

 2013年4月

 少しずつですが、落ち着いてきました。病気のことを調べたり、勉強できるように

 なってきました。

 そして、たくさんの方のブログを読ませていただきました。

 胃がんで卵巣転移した方が、ブログを閉じるという事で初めてコメントをしました。
 
 その方は、とても優しく強い方でした。ご自身が卵巣転移していて治療されているのに、

 私の体のことを心配して下さいました。ご自身の治療で大変なのに、お返事を下さったり

 励まして頂いたり。私は、その方を素敵な強い女性だと思いました。

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すがる思い

 2013年4月

 再発の疑いがあると言われてかなり落ち込みました。

 そして藁にもすがりました。占いです。

 近くで手相を見てもらいました。

 来年は、子宮の病気に気を付けるようにいわれました。

 もしかして卵巣に転移するの?と不安に思いましたが、

 あなたは72歳まで生きれるよ~と言ってくれました。

 なんだか少しうれしくなり気持ちが楽になりました。

 当たるも八卦当たらぬも八卦ですが、気分転換になりました。

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3度目の告知

 2013年2月

 三度目の告知は、きついものがありました。

 抗がん剤治療をがんばったのに!手術もしたのに!どうしてと思いました。

 胃がんの再発は、悪性度が高いので予後が悪いのは知っていました。

 先生からも「再発の場合は予後は不良」と言われました。

 予後不良=死を意味します

 分かっているだけにその言葉を口にしてほしくなかった。

 再発が確定してから予後不良と言ってほしかった。

 きっと先生は、告知なれしているのでしょうね。

 1度目の告知は、胃がんですと言われ、2度目の告知は、進行性の胃がんで

 抗がん剤治療をすすめられた時です。

 以前の告知の時は、がんばろう!!病気になんか負けないと思いましたが

 今回は、何もする気にならずただただ泣いて落ち込んで過ごしていました。

 大きな壁を前に、背中を向けていました。

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